ビール業界に対し、アルコール飲料や牛乳、乳製品飲料を除く「清涼飲料」を扱うものを飲料業界と呼ぶ。各社とも、1年を通じて数多くの新商品を市場に投入するが、ロングセラー商品として成長するものは極めてまれで、実際、翌年まで残ることができる商品は1%未満とさえ言われている。
清涼飲料は店頭販売、自動販売機を通じて販売するが、価格維持、商品構成の自由度の高さから、自販機の方がメリットは大きい。
昨今の節約志向を受けて、売り上げが好調であるとは言えない飲料業界。そのため、国内外での提携やM&Aによる業界再編の動きが活発だ。
2012年には、アサヒグループHDが約1,200億円を投じて、味の素のカルピスを子会社化した。