安倍政権が主導する経済政策『アベノミクス』が実行されて数年が経ちます。恩恵を受ける企業もありますが、ほとんどの企業はまったく恩恵を受けていないのが現状です。
2015年、小売業界トップのセブン&アイがインターネット通販市場に本格的に参入しました。「リアル店舗とネット通販の融合」をスローガンに、「omni7(オムニセブン)」を立ち上げました。オムニセブンはネット上のお店で、セブン&アイのプライベートブランドを中心にした商品構成となっています。
インターネット業界は、年々右肩上がりに業績を伸ばしている状態で、オムニセブンも業界ナンバーワンのAmazonに対抗すべく年間1兆円の売上目標を立てたわけですが、結果は惨敗。プライベートブランドばかりの商品構成では魅力がないから仕方ないでしょう。
今後どのような戦略でオムニセブンを継続していくのかはわかりませんが、Amazonを超えることは無理なことだと思います。