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停滞する日本の経済。その浮沈のカギを握るのは…

バブルの崩壊にリーマン・ショック。“失われた20年”とまで言われる、今の日本の経済状態は深刻だ。それに加えて、2011年の東日本大震災である。われわれ一般庶民でさえ、不況にあえいでいるのだから、企業だってきっと大変な思いをしているはずだ。

さて、このような“危機的状況”に置かれている日本企業だが、やはりその底力は侮れない。これだけの不況に置かれながらもなお、次へ次へと先を目指した戦略を立てているのである。「国内市場は縮小傾向。だから、海外市場を視野に。」と、積極的に海外へ進出する企業が非常に多く、これが現在のスタンダードであるとも言えそうだ。

その一方で、縮小しつつある国内の市場へ向けた、「新しいサービス」を展開する企業・業界も増えている。エネルギー分野における“再生エネルギー”や、外食産業における“中食(なかしょく)”がその典型的な例と言えるだろう。

これら“新しいサービス”の多くは、ある意味“逆境を逆手に取った工夫”である。どちらの選択肢を取るにせよ、これで日本企業が再び盛り返してくれるのであれば、文句をつける余地はない。

このホームページでは、2012年以降の経済動向について触れたうえで、最近話題となっているいくつかの業界について、簡単な解説を行う。これを読めば、苦境の中を必死に生きる企業の姿が見えてくることと思う。

同時に、それを支えるわれわれ一労働者、そして一消費者が思い致すべきことも、おのずと浮かんでくるだろう。

経済界あるいは政府の方針に対し、諸手を挙げて賛成する、あるいはとにかく異議を唱える。しかしまずその前に、「現状はどうなっているのか?」を知ることは、決して無意味ではないはずだ。

苦境に立たされているメディア業界

テレビ業界、広告業界、出版業界などのメディア業界の勢いが年々衰えてきています。

広告業界は、さまざまな企業が経費削減で広告依頼を減らしているため、売上がどんどん落ちてきています。そこに電通の社員の自殺によって露呈した働かせ過ぎな現場状況。過酷な現場を変えるため、一人一人の担当は減る。その結果売上も落ちるという状態になっています。

出版業界も出版部数が落ちてきて、多くの雑誌が廃刊に陥っています。日本の漫画文化を牽引してきた週刊少年ジャンプでさえも部数が落ちている。今ではアプリでの販売数と紙媒体での販売数が同じになるほどです。

テレビ業界も苦しいですよね。「笑っていいとも」の打ち切りから始まり、「ポンキッキーズ」「めちゃイケ」「みなさんのおかげでした」などフジテレビの長寿番組を終了させ、テコ入れをしているようですが、きっとそのテコ入れも失敗に終わるでしょう。

今が苦境のメディア業界。これからどう盛り返していくのだろうか。

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