メイン画像
HOME低迷する資源・エネルギー業界 > かつては殿様商売だった電力会社も今は昔

かつては殿様商売だった電力会社も今は昔

火力・水力、そして原子力によって発電を行い、工場や家庭などに送電を行うのが電力会社である。日本の場合、現段階では発電と送電を一体化させて電力会社が担っていることに加えて、電力会社10社には地域独占体制が認められているため、事実上の“独占体制”を敷くことができる、非常に「儲かる」体質の企業である。

しかし、福島原発事故が起きたことによって、その構造は大きく変化した。今や、電力会社はかつてない逆境に立たされているのだ。

原発依存が仇に

福島原発事故以後、原発を持たない沖縄電力以外の電力会社は全て、原発の稼動停止を命じられている

。原発の代替となるのが火力発電だが、火発は石油やLNGを燃料とするため、電力会社が支払う燃料費が急増し、彼らの経営を圧迫するようになっている。

Back To Top